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マンションに引っ越すたびにネット回線を乗り換えてきた
今の部屋に住んで3年になる。それ以前も含めると、同じマンションで3回光回線を乗り換えた。乗り換えるたびに「もっと早く調べておけばよかった」と思うことがあって、今回はその経験を全部まとめることにした。
フレッツ光(NTT)→NURO光→ドコモ光の順で乗り換えてきた。それぞれで気づいたことを書く。
最初の回線:フレッツ光(プロバイダ:OCN)
最初の部屋はマンションの3階で、入居時に管理組合がフレッツ光を共用設備として導入していた。「インターネット完備」の物件だったので、プロバイダ契約だけすれば使えた。
プロバイダはOCNを選んだ。月額料金は回線代(フレッツ光)約2,530円+プロバイダ代約1,320円で合計約3,850円(当時の価格)。通信速度は夜の混雑時間帯(20〜22時)に10〜20Mbpsまで落ちることが多かった。Zoom会議には使えたが、4K動画のストリーミングはたまに止まった。
フレッツ光マンションタイプには「光配線方式」と「VDSL方式」がある。VDSL方式は建物内の電話線を使って各部屋まで引いていて、理論値では数十Mbpsが上限。光配線方式は光ファイバーを各部屋まで直接引くので速度が速い。自分の部屋がどちらかは入居前に確認すべき重要ポイントだ。最初の部屋はVDSL方式だったので、速度の上限が最初からあった。
2回目の乗り換え:NURO光
引っ越した先のマンションでNURO光を新規契約した。NURO光は「下り最大2Gbps」を謳う独自回線で、速度が速いと評判だったので選んだ。月額料金は2,090円(2年間の割引適用時)で、フレッツ光より安くて速いという触れ込みだった。
工事についてはNUROの特徴がある。通常の光回線の工事は「NTT側の局舎工事」と「宅内工事」の2回に分かれるが、NUROはさらに「戸建て・マンション共用部の工事」も独自に必要だ。マンションの場合、建物内の共用スペースに光ファイバーを引き込む許可をオーナーか管理会社に取る必要があり、許可が下りない場合は契約できない。
私の場合、管理会社への申請から許可が下りるまで3週間かかった。その後NTT側の工事に2週間、宅内工事に別途2週間かかって、開通まで合計2ヶ月近くかかった。緊急で回線が必要な引っ越しのタイミングには不向きだ。
速度は速かった。夜間でも下り200〜400Mbpsは安定して出た。夕方のピーク時でも50Mbpsを下回ることはほぼなかった。快適さは段違いだった。
問題は2年間の割引が終わったあとだ。割引終了後の月額は4,743円になった。初期2年間の安さで選んだが、長期で見るとそこまでお得ではなかった。
3回目の乗り換え:ドコモ光
スマホをdocomoで使っているため、セット割引(ドコモ光セット割)の恩恵を受けたいと思い、NURO光からドコモ光に乗り換えた。
月額料金はマンションタイプで4,400円(税込)。ここからセット割引で毎月1,100〜3,300円(契約プランによる)の割引が入る。スマホを2回線使っているので毎月2,200円割引になり、実質2,200円で使えている計算だ。
速度はフレッツ光の回線を使うため、NURO光ほどではない。夜間は下り50〜100Mbps程度。動画配信、リモートワーク、ゲームを同時にやっても不満はない。NURO光のように爆速ではないが、実用上は問題ない。
マンションタイプで注意すべきポイント
3回の乗り換えで学んだことをまとめると、マンションでは以下の確認が重要だ。
まず回線方式を確認する。VDSL方式かどうかは管理組合か管理会社に聞けば分かる。VDSL方式なら速度の上限が低いため、NURO光のような独自光回線を別途引く選択肢を検討したほうがいい。
次に「インターネット無料」物件の落とし穴だ。家賃にインターネット代が含まれている物件は一見お得だが、建物に引かれている回線が古いVDSLタイプだったりする。速度が10〜30Mbps程度しか出ないことも多く、テレワークや映像配信には不満が出る。内覧時に速度測定ツールで実測してみる価値がある。
NURO光を選ぶ際は、建物への工事許可が得られるか事前確認が必須だ。管理組合やオーナーが許可を出してくれない場合は申し込みしても無駄になる。
スマホのキャリアがdocomo、au、Softbankなら、それぞれのセット割引対象の光回線を選ぶのが費用的にお得だ。スマホ複数台持ちなら割引の恩恵も大きくなる。
結論:マンションでは「速さよりコスパ」を優先するのが現実的
NURO光の速度は確かに快適だった。でも割引終了後の月額を考えると、長期で見てコスパが優れているとは言えなかった。今のドコモ光はスマホとのセット割引込みで実質2,200円。この価格と速度のバランスが今のところ自分には最適だ。
乗り換えで一番後悔したのは「勢いで契約して後でデメリットに気づく」パターンだ。開通工事の期間、割引終了後の価格、VDSL方式の速度上限。これらを最初から把握していれば余計な乗り換えをせずに済んだ。
