引っ越し先のネット環境、入居前に確認すべき5つのポイント

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

引っ越し当日から1週間、ネットなしで過ごした後悔

3年前の引っ越しで、入居日からインターネットが使えない期間が10日間あった。仕事でリモートワークが基本だったので、スマホのテザリングで乗り切ったが、毎日の通信量が気になって仕事に集中できない最悪のスタートだった。

原因を後から振り返ると、全部「入居前に確認しなかったこと」による失敗だった。その経験をもとに、次の引っ越しでは入居前に確認すべきことを5つリストアップして動いた。これを書く。

1. 光コンセントがあるかどうかを確認する

光回線を新規で引く場合、光コンセント(光ファイバーを室内に取り込む壁の端子)が部屋に設置されているかどうかが最初の確認事項だ。

光コンセントがある部屋は、工事が比較的シンプルで開通も早い。光コンセントがない部屋では、まず光コンセントの設置工事が必要で、管理会社やオーナーへの許可取りが必要になる。許可が下りない場合もある。

光コンセントの有無は内覧のときに確認できる。電話線の口(モジュラージャック)の近くに「光コンセント」と書かれた口があれば設置済みだ。ない場合は管理会社に「光回線の工事は可能ですか」と確認する。

賃貸の場合、設備として光コンセントが設置済みの物件と、入居者が工事を依頼する必要がある物件がある。設置済みの場合は通常4〜7日程度で開通できる。設置なしの場合は2〜4週間かかることもある。

2. VDSL方式か光配線方式かを確認する

マンションに光回線を引く方式には大きく2種類ある。フレッツ光などのNTT回線を前提にした話になるが、知っておかないと後で後悔する。

光配線方式は光ファイバーを各部屋まで直接引き込む方式だ。理論値で最大1Gbpsの速度が出る。マンション内の配線も光なので速度が落ちにくい。これが望ましい方式だ。

VDSL方式はマンションの共用設備まで光ファイバーが来ているが、そこから各部屋までは既存の電話線(メタル線)を使って引いている方式だ。VDSL方式の上限は理論値で100Mbpsだが、実際の速度は夜間に10〜30Mbps程度まで落ちることが多い。

どちらの方式かは管理会社か、NTTに電話して調べてもらえる。「このマンション(住所)はVDSL方式ですか、光配線方式ですか」と聞くだけで答えてくれる。VDSL方式だった場合、NURO光のような独自回線を別途引く選択肢を検討するか、ポケットWiFiやホームルーターを検討することになる。

3. 開通までの期間を把握して代替手段を準備する

光回線の開通工事には、申し込みから最短でも2〜4週間かかる。繁忙期(3〜4月の引っ越しシーズン)は工事業者が込み合って、1〜2ヶ月待ちになることも珍しくない。

3年前の失敗はここだ。引っ越し1週間前に光回線を申し込んだが、工事の予約が10日後しか取れなかった。

入居日から回線が必要なら、引っ越しの1〜2ヶ月前に申し込むのが理想だ。それが難しい場合の代替手段として、開通まで使えるモバイルWiFiのレンタルサービスがある。GMOとくとくBBやソフトバンクエアーなどが「開通まで無料でモバイルWiFiを貸し出す」サービスを提供している場合がある。申し込み時に確認しておくと安心だ。

4. マンション管理組合・オーナーへの申請が必要か確認する

賃貸マンションで特定の回線(NURO光やauひかりなど)を引く場合、建物内に独自の工事が必要になることがある。この場合、オーナーや管理組合の許可が必要だ。

申請なしで工事を進めると、後から問題になる場合がある。内覧時か入居前に管理会社に「NURO光など独自工事が必要な回線の申し込みは可能ですか」と確認しておく。

分譲マンションを購入した場合も、大規模な工事が必要な場合は管理組合への届け出が必要なことがある。規約を事前に確認しておくのがトラブル防止になる。

5. 「インターネット無料」物件の仕様を確認する

インターネット無料(家賃込み)の物件は便利に聞こえるが、仕様を確認しないと速度面で失敗することがある。

「インターネット無料」物件の多くは、マンション全体で1つの回線を全戸で共用している形態だ。入居者が少ない建物や深夜なら問題ないが、住戸数が多い建物で全員が夜間に使うと速度が著しく落ちる。

確認すべきは「回線の種類と帯域」だ。「共用回線100Mbps」と「各戸に独立した1Gbps」では全く違う。内覧時に「インターネットはどのような形式ですか」と聞いて、VDSL共用なのか光配線独立なのかを確認する。不明なら実際に内覧中にスマホを接続して速度測定ツールを動かすのが一番正確だ。

事前確認チェックリスト

まとめると、引っ越し先でインターネット環境を整えるための事前確認は次の5点だ。

  • 光コンセントが設置済みか(なければ工事許可が取れるか)
  • VDSL方式か光配線方式か
  • 希望する回線の開通工事予約を早めに入れる(入居2ヶ月前推奨)
  • 独自工事が必要な回線はオーナー・管理組合の許可が必要か確認
  • インターネット無料物件は共用回線の仕様と実測速度を確認

この5点を内覧時か申し込み前に確認するだけで、引っ越し後のネット難民期間を防げる。3年前に10日間テザリングで過ごした自分に、この話を教えてあげたかった。

タイトルとURLをコピーしました