VPNって何に使うの?NordVPNを1年使って分かった便利な使い道

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。

VPNを使ってみようと思ったのは海外出張がきっかけだった

2年前に仕事でシンガポールに1週間出張した。空港やホテルのWiFiを使おうとしたら、普段見ているYouTubeやGoogleが普通につながった。でも帰り道で同僚から「海外のフリーWiFiって盗聴リスクがあるからVPN入れてるよ」と言われた。

VPNという言葉は知っていたが、「セキュリティに敏感な人が使うもの」くらいのイメージしかなかった。帰国後に調べて、NordVPNを1年間使った。実際に使って分かった「具体的な使い道」を書く。

VPNって何をするものか、シンプルに説明する

VPNはVirtual Private Networkの略で、インターネット上に「暗号化されたトンネル」を作る技術だ。ざっくり言うと次の2つのことができる。

一つ目は、自分のIPアドレスを別の国のIPアドレスに見せること。VPNサーバーを経由してインターネットに接続するため、サイト側には「あなたはVPNサーバーがある国にいる」と見える。

二つ目は、通信の暗号化。フリーWiFiなど他人と共有する回線を使うとき、通信内容が盗み見られるリスクを減らせる。

この2つの特性が、具体的な使い道に繋がる。

使い道1:海外から日本のコンテンツを見る

これが一番よく使った。海外出張中にTVerやABEMAで日本のテレビ番組を見ようとしたら「この地域からはご利用いただけません」と表示されてブロックされた。

VPNで日本のサーバーに接続すると、日本のIPアドレスになって普通に視聴できた。TVerで録画していたドラマを海外のホテルで見るという体験は地味に快適だった。長時間のフライトや出張先での夜の時間に、日本のコンテンツを見たい場合にVPNは実用的な解決策だ。

逆パターンもある。日本にいながら海外のNetflixやDAZNのコンテンツを見ることもできる。日本では配信されていない海外コンテンツが見られる場合がある。ただしNetflixはVPN利用の検知を強化していて、VPN経由ではブロックされることも増えている。完全に見られるとは限らない。

使い道2:フリーWiFiセキュリティ

カフェや空港のフリーWiFiは利便性が高い反面、セキュリティリスクがある。同じWiFiに接続している悪意のある第三者が、通信内容を傍受できる可能性がある。特に「パスワードなし」のオープンなWiFiは、通信が暗号化されていないので注意が必要だ。

VPNを使うと通信が暗号化されるため、傍受されてもデータの中身が読めなくなる。普段はそれほど意識しないが、出張や旅行先でネットバンキングや仕事のメールをフリーWiFiで使う場面では、VPNを有効にしておく習慣をつけた。

ただし「フリーWiFiは危険だから絶対VPNを使え」というほどでもない。最近のWebサイトの多くはHTTPS(SSL)で暗号化されているので、傍受されてもパスワードなどが読まれる可能性は以前より低い。過度に怖がる必要はないが、無防備より安全なのは事実だ。

使い道3:プライバシー保護

ISP(インターネットプロバイダ)はユーザーのアクセス履歴を記録している。VPNを使うと、ISPには「VPNサーバーへの接続」しか見えず、その先でどのサイトを見ているかが分からなくなる。

「別に見られて困るサイトは見てない」と思うかもしれないが、閲覧履歴がビジネス目的で第三者に提供されるリスクを嫌う人にとっては意味がある。プライバシーを重視するなら、VPNは一つの防御手段になる。

速度低下はどれくらいあるか

VPNを使うと通信がVPNサーバーを経由する分だけ速度が落ちる。NordVPNの場合、下りの速度低下は体感で10〜30%程度だった。自宅の光回線で200Mbpsが出ているなら、VPN有効でも140〜180Mbpsは出た。動画再生やWebブラウジングには影響を感じない。

差が出るのは大容量ファイルのダウンロードや、速度が重要なゲームのオンラインプレイだ。ゲームはVPNの遅延(ping値の増加)が気になる場合があるので、ゲーム中はVPNをオフにすることが多かった。

接続するVPNサーバーの場所が近いほど速度低下は少ない。日本のサーバーに接続すれば速度低下は最小限だ。海外サーバーに接続するほど遅延が増える。

NordVPNの料金と使い勝手

NordVPNは月額料金によって大きく変わる。1ヶ月プランは月1,800円程度と高い。2年プランなら月430円程度まで下がる(セール時)。自分は2年プランで契約して月換算430円で使っている。

1つのアカウントで6台まで同時接続できる。スマホ、PC、タブレットに入れて全デバイスで使える。UIはシンプルで、アプリを開いて「接続」ボタンを押すだけで有効になる。設定の難しさは全くない。

1年使って不満だった点は一つある。まれにVPN接続が切断されたとき、VPNなし状態でインターネットに繋がり続けることがある。「キルスイッチ」機能を有効にすると、VPN切断時に自動でインターネット接続を遮断してくれるので、セキュリティを重視するならオンにしておくべき設定だ。

VPNが必要な人、そうでない人

VPNを積極的に使う価値がある人は、海外出張・旅行が多い人、テレワークでセキュリティが重要な業務をする人、フリーWiFiを頻繁に使う人だ。

自宅の光回線だけを使っていてほぼ外出しないなら、VPNの恩恵は限定的だ。月430円を払う価値があるかは、使い方次第で変わる。

タイトルとURLをコピーしました